四万十の家

now house

location   shimanto, kochi, japan

total floor erea   141.97m2

structure   wood

高知県四万十市の市街地一角に建てられた住宅である。三方を道路に囲まれているという敷地条件の中でバーベキュー等のアウトドア活動を活発に行うという施主のライフスタイルにも対応できる建ち方とはどのようなものだろうか。住宅街の塀は敷地境界外周をグルリと覆ってしまい、街との強い境界線を作ってしまいがちである。そんな塀の在り方をもう少し解きほぐしてみる。安全面を考え幹線道路側にはRCの塀を、アプローチには圧迫感を抑えた低い塀を、メインの中庭には塀の防火構造規定2mという高さで決められた木塀を、駐車場側からのアクセスには高さ70cmのスチールメッシュフェンスをそれぞれの必要とされる機能に合わせ無理なく配置した。L型で高さにも変化を持たせながらパラパラと配置された塀からは視覚的、そして空間的な隙間が生まれる。それは住宅内部空間の作り方にも踏襲されている。要所要所に設けられた吹き抜けからは1階と2階、またプライベートとパブリックが呼応しあう。閉じながらも開くような状態、そんな生活との向き合い方、そして街との向き合い方を目指している。